不動産投資ローン比較のポイント!金利や審査基準で徹底比較


不動産投資を始める際にまず問題になるのが資金調達です。まとまった資金が必要になるため、多くの方が不動産投資ローンやアパートローンの利用を検討することになります。しかし住宅ローンやカードローンに比べて馴染みがなく、金融機関の選び方がわからない方も多いはず。この記事では不動産投資ローンの比較のポイントとおすすめをご紹介します。

不動産投資ローンを比較するときのポイント

不動産担保ローンを比較するときのポイントは大きく4つあります。

金利

最も比較しやすいポイントは金利です。金利が低いほど支払総額が抑えられるため、複数の金融機関で仮審査を行い金利を比べてみても良いでしょう。一般的にメガバンク、地方 銀行、銀行以外(ノンバンク)の順で金利が高くなる傾向にあり、最近ではネット銀行も参入しています。

借入条件

借入条件には金利以外にも、使い道や金額、期間、対象エリアなどがあります。特に返済 期間は短いと月々の負担が大きくなるため、無理なく返済できるようシミュレーションすることが重要です。加えて保証人の要否など細かい条件も比較した上で、自分に合った金融機関を選びましょう。

審査基準

不動産投資ローンの審査基準や厳しさは金融機関によって異なるため、比べる上で重視すべきポイントです。
不動産投資ローンの審査では申込人の収入や勤務先、勤続年数、信用情報など返済能力が審査されます。また金融機関は不動産の担保価値がない、不動産が収益を生まないなどで 貸したお金を回収できない事態を避けたいところ。そのため不動産の価値や物件の収益性も審査対象となります。
収入や物件などに自信がない場合は、審査が緩めの金融機関を選ぶと通りやすくなるでしょう。

費用

不動産投資ローンを利用する際は、必要な費用を把握しておくことも大切です。金利が安いという理由で選んでも、費用が高ければ意味がなくなってしまいます。必要な金額を事前に確認しておきましょう。

(借入時の費用の例)

  • 事務手数料
  • 保証料
  • 印紙税
  • 登記費用 など

信頼感

不動産投資ローンは大きな金額が動く契約であり、実行後も長いお付き合いになることから信頼感も大切な比較ポイントです。不動産購入時は支払いの期限などもあり、スピーディに手続きが行われなければトラブルの原因になります。金融機関の規模や実績に加えて担当者が親身になってくれるか、説明や手続きがスムーズかなどを見て判断しましょう。

ノンバンクと銀行の不動産投資ローンを比較

不動産投資ローンを提供する金融機関には大きく分けて「銀行系」と「ノンバンク系」があります。ノンバンクとは預金などの銀行業務を行わず、お金を貸すことに特化した金融機関を指します。それぞれに異なる特徴があるため、条件に合った金融機関を選ぶことが重要です。
一般的に銀行系の不動産投資ローンは、ノンバンク系に比べて審査が厳しいと言われています。その分貸し手側のリスクが抑えられるため、金利は低い傾向にあるのが特徴です。
ノンバンク系は審査が柔軟である分審査のスピードも早く、融資額の上限も高めです。一方で金利が高い傾向にあるため、銀行の審査結果が思うように出なかった場合にノンバンク系で再チャレンジしてみるのも手です。

不動産投資ローンを徹底比較!おすすめ5選

ここでおすすめの不動産投資ローン5選をご紹介します。

みずほ銀行 アパートローン

メガバンクの不動産投資ローンでは、低金利で大きな資金を調達することが可能です。みずほ銀行のアパートローンは融資上限が5億円と大きい上、比較的低金利かつ長期間借入できる点が強みです。メガバンクの安心感はありますが審査が厳しいため、収入や物件に自信のある方におすすめです。

参考: アパート・マンションローン | みずほ銀行

滋賀銀行 ジャストサポート(不動産担保型ローン)

滋賀銀行は地方銀行としては珍しく、全国を対象エリアとした不動産担保ローンを提供しています。金利年1.95~4.875%と上限金利の低さが魅力である一方、融資上限が4,500万円と比較的低めに設定されています。希望金額が範囲内に収まる方は検討の価値があるでしょう。

参考: 滋賀銀行 ジャストサポート(不動産担保型ローン)

オリックス銀行 不動産投資ローン

ネット銀行であるオリックス銀行の不動産投資ローンは、始めて不動産投資をする方でも利用しやすいローンです。年収500万円程度から申込でき、不動産の評価によっては頭金不要のフルローンを組むことも可能です。不動産投資の実績がなく他行で苦戦した方にもおすすめです。

参考: 不動産投資ローン 商品説明書 | オリックス銀行

SBIエステートファイナンス 不動産投資ローン

SBIホールディングスはノンバンクに該当し、SBIホールディングスのグループ企業である安心感と柔軟な対応が魅力です。メガバンクのように属性に厳しくなく、築古物件にも対応しています。ある程度の頭金を用意できる方におすすめです。

参考: (参考)不動産投資ローン | SBIエステートファイナンス

アサックス 不動産購入・建築ローン

ノンバンクの中でも不動産担保ローンを専業としているアサックスは、1969年創業の上場一部企業です。金利年1.95~3.90%とノンバンクとしては低金利ながら、最大10億円の融資が可能。柔軟な対応と審査結果が出るまで最短3日というスピード感も魅力です。

参考: 不動産購入・建築ローン | 不動産担保ローンなら株式会社アサックス

不動産投資ローンを比較して自分に合ったものを選ぼう

ローンを組む際はつい金利を比べがちですが、他にも借入条件や審査基準など多くの比較ポイントがあります。ホームページの商品説明や返済シミュレーションを活用すると比較検討しやすくなるためおすすめです。銀行系とノンバンク系の違いを知った上で、自分の属性や物件の条件、求める条件にぴったりの商品ローンを選びましょう。

投稿者プロフィール

naruto
1987年生まれ。高校卒業後に工場勤務し、21歳から不動産業界(賃貸)に足を踏み込みました。24歳のときからマンション、土地、一棟アパートの売買仲介に携わり、これまで決済した案件の総額は100億円を超えます。現在は妻と子、犬と一緒にのどかに暮らしています。