不動産投資の特徴
不動産投資の大きな特徴のうちの一つが「金融機関からお金を借りて」投資することができるということです。株式投資・FX・投資信託どれをとっても「自分の持っている資金」が投資金額のスタートとなります。もちろん、株式にも信用買いなど、資金を持っている資金以上の投資をすることは可能ですが、「初めから」ではないかと思います。
不動産投資は、購入する不動産の1戸目から金融機関の融資を使うことができます。
ここが、不動産投資の大きな魅力の1つです。
リスク
不動産投資のリスクはよく言われている通りミドルリスク・ミドルリターンです。
ミドルリスクについてですが、不動産投資は、株式投資と違って「自分の予期しない事」で収益が下がることが少ないです。
収益が下がるとすればどういったことがある出よう。
「給湯器が壊れて修理代が発生した」等が有ったりします。
しかし、こういった事は最初から予期することができます。
「入居者が家賃を払わなかった」はどうでしょうか。
不動産には家賃を保証してくれる「保証会社」というものが存在します。
入居者に保証会社に保証してもらえる事というのを入居条件にすれば家賃滞納のリスクはかなり軽減されます。
「火事が起こった」はどうでしょうか。
こちらも、火災保険に入っておけば対処できます。
不動産投資は、起こりえるリスクに対して事前に対処する手段が用意されています。
そういった、リスクを軽減させる経費を最初から見込んだ利回りの物件を買えば良いということになります。
それに対して、株式投資はどうでしょうか。
株式投資は、ハイリスクハイリターンの特徴があるかと思います。
株式投資は「企業の将来に対しての期待値」に対して投資するという特徴があるかと思います。
デイトレードのようなチャートの上がり下がりに対して投資する場合を除けば基本的には
「企業価値があがれば、株価があがり投資家は利益が出る」という構造になっています。
では、こういう場合はどうでしょうか。
「企業に不正が見つかって株価大暴落」
「コロナウィルスが発生し世界の流通が止まる」
「1度ヒット商品を出したが、その次のヒット商品が生まれない」
上記は、株式投資のリスクの1面です。
こういったリスクは、投資家の一個人の力でコントロールできるものではありません。
株式投資のリスクは、こういったコントロールできないリスクが発生する前に撤退する以外に対処法がありません。
参入のしやすさ
不動産投資のデメリットの1つで参入しにくいという事があります。
なぜ、参入しにくいかというと大きな資金を必要とすることです。
安いものでも数百万円することが一般的です。
逆に言うと、参入するハードルが高い分、ライバルが少ないとも言えます。
それに対して、株式投資はとても参入がしやすいです。
口座を開設すればその日から投資を始めることができます。
最近は、少額でも株を購入することができるのも特徴の特徴の一つです。
期間
不動産投資は一般的に長期保有することで利益を出す傾向にあります。
おおよその目安としては10年物件を保有する可能性をイメージしておくと良いでしょう。
それに対して株式投資は、成長速度の早い企業を見つければ短期間で利益をあげることも可能です。
メリット
不動産投資のメリットはとにかく「計画の立てやすさ」にあります。
その売却価格や保有している間の家賃は大きく動かない相場があります。
しっかり勉強して取り組めば最初に立てた収支計画から大きくずれる可能性が低いです。
それに対して、株式投資のメリットは不動産投資と逆で企業の評価が急激にあがり相場が一気に高まる可能性があり、短期間で大きな収益をあげれる可能性があります。
まとめ
不動産投資と株式投資ともに、良いところと難しいところの両方の特徴をもっています。
その特性をしっかりと理解し取り組めばどちらを選択しても利益をあげれる可能性があります。
自分の特性を理解しどちらが合っているか検討し取り組んでいく事が良いでしょう。
また、どのくらいの期間でどのくらいの収益をあげたいか、自分はどの位リスクを許容できるかなど「ゴールを決める」こともどちらの方向で行くかを検討しやすくなるでしょう。
また、どちらのスタイルでもまずは、少額な投資から初めて見るのが良いでしょう。
不動産投資なら築古の戸建てもしくは、ファミリー向けのマンションが良いのではないでしょうか。なぜかというと、賃貸物件として以外に実際にそこを購入して住みたい人向けに方向を切り替えて売却することができる可能性が高いからです。
株式投資も、まずは少額投資から初めて勝手をつかむのが良いでしょう。
例えばミニ株などがあります。こういった少額で取引できるものから初めて雰囲気をつかんでから大きな取引に望むことで何をリサーチしなくてはいけないかやどういったリスクがあるのかを少ないリスクで体感することができます。
不動産にしても株にしても、初めは利益が少なくともリスクの低いところからやり始めるのが成功の近道です。
投稿者プロフィール
- 1987年生まれ。高校卒業後に工場勤務し、21歳から不動産業界(賃貸)に足を踏み込みました。24歳のときからマンション、土地、一棟アパートの売買仲介に携わり、これまで決済した案件の総額は100億円を超えます。現在は妻と子、犬と一緒にのどかに暮らしています。
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