10万円からの不動産投資で知っておきたいこと|稼ぐためのコツとリスク管理

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いざ始める前に!10万円からの不動産投資で知っておきたいこと

これから10万円で不動産投資を始める人には、この章で解説するポイントを押さえておくことをおすすめします。

不動産投資の基本的な知識

不動産投資は物件を購入し運用するか投資信託に運用を任せるかの2択になることがほとんどとなり、10万円から始めた場合であっても同じです。
そして、自ら購入した場合は不動産会社に仲介を依頼するため仲介手数料がかかり、信託会社に依頼した場合は信託報酬料が発生することを、知っておく必要があります。
つまり、10万円の準備資金は全て投資費用として市場に投下できるわけではないといえます。

契約前に確認すべき事項

不動産を購入する場合は不動産売買契約書、投資信託の場合は約款を確認することになりますが、解除や元本割れのリスクについてしっかりチェックすることが重要です。
なぜなら、不動産を購入し解除が必要になったり、投資信託で元本割れが発生する場合は10万円以上の損失が生まれる可能性があるからです。
このような事態が発生した際には損失を最小限に抑えるための行動を取るべきですが、契約や約款の内容によってはできないこともあります。
そのため、不動産投資を始める前にしっかり内容を確認しておき、必要であればプロに内容を確認してもらうことをおすすめします。

成功のカギ!不動産投資のポイント

不動産投資を成功させるためには、「長期スパン」と「失敗は成功のもと」という考え方が重要です。
長期スパンとは、投資したコンテンツを長期間保有することで、緩やかに利益を得ることができます。
また、不動産投資に100%儲かる方法はありませんが、資産が変動する兆候を読み取ることはでき、それは経験によって培われるスキルです。
このことからも、不動産投資で一気に儲けようと思わず、知識の習得を踏まえて長い目で検証することが成功のカギです。

不動産投資で稼ぐためのコツとリスク管理

不動産投資は長期間実施することで利益を得やすくなりますが、何もせずに稼げるわけではありません。
この章では不動産投資で稼ぐためのコツとリスク管理について解説しますので、参考にしてください。

不動産物件選びのポイント

不動産を購入する場合、なるべく相場よりも安い物件を選ぶのがポイントです。
不動産投資は賃料が収入減となりますが、最終的に売却する利益を加えてプラスにするのが一般的です。
つまり、相場よりも安い金額で購入し、最低でも相場で売却することがポイントです。
そのためにも、おすすめ物件が公開されたタイミングですぐに情報提供してもらえるよう、複数の不動産会社とコンタクトを取っておくのがコツとなります。

利回りの算出とその意味

利回りとは、年間の収益と初期投資の割合となっており、利回りが高いほど利益回収が早いことになります。
また、利回りにも相場があり、地域によってある程度決められています。
そのため、まずはターゲットにしているエリアの利回り相場を調べ、それに合わせて購入価格を決めておくことが重要です。

ローンの活用と積立投資

金融機関が公開している投資用ローンを活用し、物件の選択肢を増やすという方法もあります。
こういった投資用ローンは複数回利用することで金融機関の信用を得ることができ、金利優遇などを受けることができます。
このことからも、投資用ローンは有効活用すべきです。
一方、毎月1万円積立するという投資方法もあり、積立NISAが代表的です。
こういった投資はチャートを見る時間がない人におすすめです。

空室リスクと倒産リスクへの対策

不動産を購入し賃貸収入を得る投資は空室になると収入が減ってしまい、投資信託は信託会社が倒産するリスクがあります。
このように、どちらを選択してもリスクとリターンがあることを踏まえて選択することが、失敗しないコツといえます。

不動産投資に必要な資金管理

不動産投資は資金が潤沢であればあるほど選択肢が広がり、結果的に多くの利益を生み出すことができます。
つまり、投資で成功するコツは必要な資金管理といえ、含み利益や利益確定のタイミングや利用用途をしっかり決めておくことが重要です。

不動産の価格変動と元本割れについて

購入した不動産の価値は市況によって変動し、投資信託も大きな経済の動きによって左右されます。
そのため、購入した時よりも不動産の価値が下がったり元本割れするリスクは常にあることから、価値が変動しにくい物件や商品を購入することがコツです。

少額でも利益を出す方法

少額の投資で利益を出す方法として、次の3つがあります。

不動産の立地を考える

不動産の価値において、立地は非常に大きな要素を占めています。
そのため、築年数よりも人気のあるエリアかどうかを注視すべきといえます。

周辺の相場と合っているかを考える

売主の事情によって、相場よりも高い金額で公開されている物件も多いです。
このような物件を購入してしまった場合、トータル収益がマイナスになる可能性が高いため、注意が必要です。

実質利回りの高い不動産に投資する

実質利回りとは、ランニングコストを含めた実質利益と初期コストの割合です。
一般的に公開されている利回りは総利益÷初期コストで算出される「表面利回り」になっていることから、より正確な実質利回りでの検討は重要です。

投稿者プロフィール

naruto
1987年生まれ。高校卒業後に工場勤務し、21歳から不動産業界(賃貸)に足を踏み込みました。24歳のときからマンション、土地、一棟アパートの売買仲介に携わり、これまで決済した案件の総額は100億円を超えます。現在は妻と子、犬と一緒にのどかに暮らしています。